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コラム

恐竜の生きた時代
−中生代の復元模型−

<コノドントが恐竜だったら・・・>
「コノドントって恐竜なんですか?」と、開館した初めのころ質問されたことがあります。
今でこそコノドントという言葉は県内すみずみまで(?)知れ渡っていますが、コノドント館がオープンするまで、コノドントの知名度は大変低かったのです。実際、開館の準備をしていた人たちの間でも「コノドントが恐竜だったら、子供から大人まで興味をもっている人は多いし、解説や展示も楽だろうなあ」という冗談が交わされていたほどでした。
それでもなんとか皆さんにコノドントを分かってもらおうと、全国的にも珍しい立体映像を製作し、案内役のキャラクターにコノ子ちゃん・ドント君を作ったりして、子供たちにも楽しみながら学べる工夫をしました。またコノドント動物の化石という世界でも発見例のごく少ない貴重な資料も林信悟先生のおかげで展示できました。

<コノドント館に恐竜出現>
「ボク、ここにいる恐竜のこと、全部知っているよ」。つい最近展示した『恐竜の生きた時代』の模型を見た子供たちの何人もから、こんな話を聞いています。
恐竜は時代を超えた少年たちの夢でありあこがれです。(20数年前の私もその一人でした)。怪獣のブームは去っても恐竜大好き人間は無くなりません。それは恐竜という巨大な生き物が地上の支配者であった時代が実際にあり、化石という実物に接することができるからでしょう。
このように人気のある恐竜に登場してもらったのは、コノドントのいた古生代や中生代といった、はるか何億年も前の時代を理解する手掛かりとしてもらいたかったからです。また、中里村で発見され話題になった恐竜の足跡の実物大の写真パネルも、こうした手掛かりのひとつとなるでしょう。

歴史好きの人の多くが、権力者の全盛期よりもその滅亡のドラマに心を引かれるように、天下を握っていた恐竜が約6千500万年前の中生代の末に突然絶滅してしまった謎の解明は、世界中の科学者の研究テーマでした。
恐竜の滅んだ原因の説明としては、大きな隕石(いんせき)の衝突により生じた多量の放射能説、大規模な火山活動がもたらした気候の寒冷化説などがありますが、まだまだ不明な点も多いようです。

【一口メモ:コノドントって何?
コノドント動物は、約6億年前から1億8千万年前の海にいた10センチくらいの生き物です。林先生のお話しでは、コノドントはその生き物の一部で、飲み込んだ海水から餌となるプランクトンなどをこし取る役目をしていたということです。
コノドントはとても小さな化石ですが、地層の年代を決めたり、人類の進化の道すじを調べるなど、歴史を研究するうえで大きな役割を果たしています。

Script:竹内/広報おおままNo.180(昭和63年11月)




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