岩穴観音
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岩穴観音 |
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地蔵菩薩座像と阿弥陀如来座像 |
伝説によると、楠正成の愛馬の供養のために祀ったのが始まりといわれるが定かではない。天台宗小平山正福寺の末寺であり、本尊は観音様という。山門から石段を登ると小平地があり、前殿(拝殿)の建造物がある。本殿は岩穴で奥行き約30尺(9.1メートル)・高さ約10尺(3メートル)の自然洞窟となっている。その奥に石仏が二体安置してある。この本尊は観音様と呼ばれているが、実際に安置されているものは室町期の地蔵菩薩座像(凝灰岩)と、戦国期の阿弥陀如来座像(砂岩質)であり、それぞれ像種は異なったものとなっている。
岩穴観音は馬の神様として広く知られ、盛んな時には日に何百頭もの馬が飼い主に連れられ参詣にきたという。縁日は旧暦2月初午と新暦10月10日の年2回であった。露店商が出て、様々な余興が催されたという。
概要
指定区分
みどり市指定史跡
指定年月日
昭和60年3月13日
所在地
みどり市大間々町小平1964
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2018年 8月 13日更新