岩宿博物館 常設展示
*相澤忠洋さんの発見した槍先形尖頭器と、愛用のバイク・自転車を常設展示室で展示しています*
令和4年12月21日に相澤忠洋記念館からみどり市に相澤忠洋資料が寄贈されました。日本の歴史を変える大きな契機となった槍先形尖頭器を岩宿の地でご覧いただくことで、岩宿遺跡発見の感動がより鮮明に感じられることでしょう。また、発見者の相澤さんを語るうえで欠かすことのできない自転車も展示をしていますので、相澤さんについても身近に感じていただけると思います。(※展示物に触れることは禁止です)
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岩宿遺跡から発見された |
展示コーナー |
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日本列島の人類史を書き替えた岩宿遺跡。岩宿遺跡の発見以来、約4万年前から列島に展開された最古の日本歴史は、その研究からさまざまなことが明らかになりつつあります。
岩宿博物館では、約4万から約1.5万年前の昔に日本列島に展開された人類の生活を、全国的な規模での展示資料を通して再現しています。また、展示は映像を多く導入し、小学生でも理解できるようわかりやすく説明しています。
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岩宿1石器文化の石器 (約3.5万年前) |
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岩宿2石器文化の石器 (約2.5万年前) |
提供:明治大学博物館 |
岩宿時代文化の発見
このコーナーでは、岩宿遺跡発見以前の日本「旧石器時代」に関する研究と、岩宿遺跡の発見者である相沢忠洋氏の業績を展示し、岩宿時代文化の発見のきっかけについて解説しています。
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*相沢氏の研究業績を紹介するため、 権現山・元宿・石山遺跡などの資料を展示中 (協力:相澤忠洋記念館) |
岩宿遺跡の発掘調査のようすを、映像やパネルで紹介するコーナーです。この発掘調査によって、日本史の最初の時代「岩宿時代」の存在が明らかになりました。岩宿1・2石器文化のほか、岩宿遺跡D地点の資料、駐車場地点、岩宿2遺跡出土の石器も展示してあります。
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岩宿の発掘コーナー | 岩宿2遺跡出土石器 |
人類の時代と環境
岩宿遺跡でヒトが活動していた当時は、現在よりも寒い氷河時代であり、火山がさかんに噴火していました。その様な時代の地形や環境をパネルや模型で再現したコーナーです。その時代に生息していたオオツノシカの頭骨なども展示しています。
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マンモスゾウの全身骨格 | オオツノシカの頭骨 | 本物のマンモスゾウ化石(触れます) |
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岩宿遺跡の地層 | 人類進化の順番で並べよう | 本物のマンモスに触れた証明書 |
岩宿時代の暮らし
岩宿時代のヒトの狩猟や生活の道具である石器の作り方・使い方を解説したり、各地で発見された石器文化の地域性や移り変わりなどを紹介するコーナーです。
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石器の材料(石器石材) | 石器の作り方 |
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環状のムラ(下触牛伏遺跡) | 地域性(細石器文化) |
岩宿人の狩りのようす
岩宿人がどのように狩りをしたのかは、実際にはよく分っていません。このコーナーでは、狩りのための陥し穴(おとしあな)とされる静岡県初音ヶ原遺跡を紹介しながら、そのようすをジオラマでみることができます。
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展示コーナー | 狩りのようす |
添付資料を見るためにはビューワソフトが必要な場合があります。詳しくはビューワ一覧をご覧ください。(別ウィンドウで開きます。)
2023年 6月 20日更新
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このページに関するお問い合わせ
- 教育部 文化財課 岩宿博物館
- 電話番号:0277-76-1701 FAX番号:0277-76-1703
- メールアドレス:iwajukuhaku@city.midori.gunma.jp