都市計画道路の見直しについて
都市計画道路の見直しを行っています
見直しの背景
都市計画道路は、これまで人口の増加と経済成長に伴う交通量の増大、市街地の拡大を考慮しながら、道路ネットワークの必要性を検証した上で都市計画決定されてきました。
しかし、近年、景気の長期低迷に加え、人口減少と少子高齢化が同時に進行する局面において、都市計画道路に求められる機能、役割は大きく変化しています。
さらには、長期間未整備となっている都市計画道路が多数存在しているため、社会経済情勢の変化を踏まえ、適時適切な見直しを行うことが望ましく、目指すべき都市構造に対応したものであるかなど、必要な検証が求められています。
一方、群馬県が策定した「ぐんま・県土整備プラン2020」において、主要事業として市内の南北を縦断する「渡良瀬幹線道路」が位置づけられていることから、新たな都市計画道路とするため、既決定の都市計画道路との整合性を検証し、道路ネットワークの再編が必要となっています。
都市計画道路の整備状況
みどり都市計画道路は、総延長約24.4km、13路線が都市計画決定となっていますが、平成31年3月31日現在で、約16.9kmの区間が未整備となっています。
また、みどり市内には、過去に笠懸村の一部が桐生都市計画区域であった当時に都市計画決定された桐生都市計画道路が存在しており、総延長約18.5kmのうち約8.7kmの区間が未整備となっています。
見直し手順
「都市計画ガイドライン(都市計画道路見直し編・平成29年3月)」( 群馬県県土整備部都市計画課作成)に基づき、以下の手順により実施します。
見直し検討対象路線
将来のまちづくりに必要か否かの観点から、現在の都市計画道路の見直しを検証する必要があるため、全線整備済以外の未改良区間を含む全ての路線を対象としますが、広域的幹線道路、全線改良見込みの道路は、必要な路線として検討対象路線から除外します。
【第5段階】総合評価の公表
見直し手順に基づき、【第5段階】総合評価(暫定見直し案)まで検証しました。
※ 都市計画法に基づく手続きが完了するまでは都市計画法第53条の許可申請や公拡法(公有地の拡大に関する法律)の届出が必要となりますので、ご注意ください。
今後の予定について
今後、【第5段階】総合評価(暫定見直し案)に対して、交通量を予測し交通処理能力等を検証した上で、見直し案を作成します。
更に、見直し案は、説明会やパブリックコメント(意見公募手続き)により市民の皆さんへ情報提供し、関係組織委員会等の審議を経て、原案にまとめ公表します。