美術館の沿革

東村と富弘美術館

水彩の詩画を通して生命の尊さ、やさしさを語りつづける星野さんの作品を一堂に公開する美術館が、星野さんのふるさと勢多東村（現みどり市東町）に誕生しました。

四季折々の野の草花やシャクナゲの群生、紅キリシマツツジの大木など、青空と緑深い詩情豊かな山々に囲まれた東村。

不慮の事故での9年間の入院生活から久しぶりにふるさとに帰った星野さんを迎えたのは、子どもの頃から慣れ親しんだそんな東村の自然でした。でもそれは、初めて見るような美しさだったといいます。星野さんを見守り、育んだ、やさしく厳しい東村の自然。

東村のふるさと創生事業により1991年春に開館した富弘美術館は、そんな美しい自然の中にとけこむように建っています。

一歩館内に入ると、星野さんの珠玉の作品がいつもやさしく迎え入れてくれます。星野さんの作品は生きる勇気や喜びを、なにげない毎日のなかから、自然に教えてくれているようです。

美術館　沿革

西暦	月日	出来事
1991年	5月12日	富弘美術館開館
1991年	10月23日	「うさぎとかめ」の切手　郵政省より発行
1992年	4月	「速さのちがう時計」偕成社より出版
1992年	4月28日～5月31日	第二回企画展「開館一周年記念企画展」開催
1992年	11月13日	入館者50万人突破
1993年	6月5日	NHK衛星放送にて「やさしさに会えるふるさとー星野富弘の世界」放映
1994年	8月4日	入館者100万人突破
1994年	8月23日	皇太子ご夫妻行啓訪問
1995年	9月	入館者が150万人を突破
1995年	11月	群馬経済研究所が行ったアンケート調査の結果、群馬県内の「訪問したい観光地のうち、他の人にも勧めてみたい観光地」ナンバーワンに選ばれる。
1996年	1月	群馬年賀はがきに富弘氏の作品「カッコウソウ」が使われる。 本館増築完成
1996年	5月	美術館5周年記念
1996年	6月25日～7月28日	第3回企画展「開館5周年記念展・やさしさに会えるふるさとと夏」を開催
1996年	7月1日	「平成にっぽん観光地100選」美術部門5位
1996年	10月29日	入館者が200万人を突破
1996年	11月	5周年記念「あなたからのメッセージ」完成配布
1997年	1月	群馬版年賀はがき「ふきのとう」
1997年	1月14日～2月16日	冬の企画展
1997年	12月9日～24日	NHK前橋放送局たまご広場にて詩画展、職員も支援
1998年	1月13日～2月15日	「冬の企画展　98　やさしさにいつでも会える」
1998年	2月10日	県社会福祉総合センターオープン緞帳の原画を富弘氏制作
1999年	1月	群馬版年賀はがき「まんさく」
1999年	4月	「あなたの手のひら」偕成社より出版
1999年	4月2日～6月10日	花の詩画集「あなたの手のひら」出版記念原画展
1999年	5月4日	入館者300万人突破
1999年	12月26日～29日	美術館全館くん蒸
2000年	5月	「愛深き淵より。」新版発行
2000年	8月19日	10周年記念事業　渡辺和子氏講演会
2000年	9月27日	ジョニー・エリクソン来館
2001年	9月	サンフランシスコで日米講和条約締結50周年記念花の詩画展 ロサンゼルスで花の詩画展
2002年	1月	入館者400万人突破
2003年	11月	「花よりも小さく」偕成社より出版
2003年	12月	ポーランド・ワルシャワ国立博物館での「バリアフリーアート展」に招待出品
2005年	2月	「SMALLER THAN FLOWERS」 偕成社より出版
2005年	4月16日	新富弘美術館開館
2005年	4月	新刊オープン企画展「山の向こうの美術館」開催
2005年	4月	「山の向こうの美術館」記念発売
2005年	4月	全詩集「花と」「空に」学習研究社より出版
2005年	12月	入館者500万人突破
2006年	5月	芦北町立星野富弘美術館開館（姉妹館）
2006年	6月	富弘美術館15周年記念企画展「試みの自画像」開催
2006年	6月	群馬県名誉県民となる
2006年	10月	「たった一度の人生だから」いのちのことば社より出版
2007年	7月	諏訪市原田泰治美術館との交流展「原田泰治の世界」開催
2008年	7月	「ことばの雫」いのちのことば社より出版
2009年	3月	「新編　風の旅」学研パブリッシングより出版
2010年	2月	「風の詩」学研パブリッシングより出版
2010年	5月	「種蒔きもせず」偕成社より出版
2010年	5月	富弘美術館開館20周年記念式典
2010年	8月	富弘美術館開館20周年記念企画展「ささえられて」開催
2010年	11月	入館者600万人突破
2011年	10月	群馬大学特別栄誉賞（第一回）
2011年	11月	「ありがとう私のいのち」学研パブリッシングより出版
2012年	4月	群馬大学医学部付属病院内に詩画展示コーナーの設置
2012年	9月	三浦綾子記念文学館交流展「あの人のように」開催
2012年	12月	「いのちより大切なもの」いのちのことば社より出版
2014年	12月	入館者650万人突破
2015年	7月	「詩画とともに生きる」学研パブリッシングより出版
2016年	5月	富弘美術館開館25周年記念式典
2016年	5月	富弘美術館開館25周年記念企画展「はるかなる生命の詩」開催
2016年	6月	「あの時から空がかわった」いのちのことば社より出版
2017年	6月	「足で歩いた頃のこと」偕成社より出版
2021年	12月	入館者700万人突破