つるべ井戸
昔、まだ水道が普及していなかったころ、多くの家では、井戸から水を汲(く)みあげて使っていました。井戸とは、地面に穴を深く掘って、地下水を汲むためのものです。また、つるべとは、縄(なわ)などの先に付けて、水を汲むための桶(おけ)のことを言います。大間々では、つるべ井戸から水を汲むのが、とてもたいへんでした。
それは、大間々の市街地は扇状地になっていることなどから、地下水がとても深い地下に流れているのです。場所によっては、井戸を20メートルも掘らなくてはならなかったと言います。ですから、毎日、井戸から水を汲むのはたいへんな力仕事だったのです。今の、「まわせばジャーッ」と、水やお湯が出てくるのとはたいへんな差ですよね。
コノドント館では、民俗展示室に、昔ながらのつるべ井戸を再現してあります。つるべを、縄を操作して下に降ろせば、音も出るしかけになっています。井戸なんて使ったことのない皆さん。ぜひ、コノドント館で、昔ながらの「井戸体験」をしてみてはいかがでしょうか?
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
教育部 文化財課 大間々博物館
〒376-0101 群馬県みどり市大間々町大間々1030番地
電話:0277-73-4123
お問い合わせフォームは専用フォームをご利用ください。