岩宿フォーラム
岩宿フォーラムは、岩宿時代(旧石器時代)の出発点である「岩宿」で毎年開催する、学術的な行事です。子どもたちを含めた一般の方々と研究者を交えて誰もが集い、語らうことにより、この地から岩宿時代研究の情報について発信することを目的としています。興味のある方は是非ご参加いただき、岩宿時代について熱く語り合いましょう。
シンポジウム『更新世末期から完新世初頭における遊動的狩猟採集民』
岩宿時代の最新の情報と研究に基づいて、研究発表や討論を行います。企画・立案には、群馬県を中心に活躍する研究者からなる岩宿フォーラム実行委員があたっています。
今回のシンポジウムでは、岩宿時代から縄文時代早期にかけての遊動的狩猟採集民の行動を取り上げ、この時期における遺跡の増減と行動様式の変化について研究・討論します。
※ぐんま県民カレッジ連携講座です。
日時・内容
令和5年11月4日(土曜)
午後1時30分から午後4時30分まで ※終了しました
基調講演
『縄文化はなぜ、どのように始まったか ―旧石器-縄文移行期の人間集団と生態行動―』
谷口康浩氏(國學院大學教授)
基調報告
『北関東の更新世末から完新世初頭の地変と環境変化』
早田勉・下岡順直氏
令和5年11月5日(日曜)
午前9時30分から午後3時30分まで ※終了しました
基調報告
- 更新世末期の狩猟採集民の行動の変化
小原俊行 - 更新世末期の大宮台地の様相
西井幸雄 - 縄文時代草創期から早期前半期の様相
多賀谷蓮 - 赤城山麓における縄文時代早期後半の様相
文挾健太郎 - 南関東地方における縄文時代早期の様相
西野雅人氏(千葉市埋蔵文化財センター)
会場
(※4日、5日とも共通)
笠懸公民館1階 交流ホール(住所:群馬県みどり市笠懸町阿左美1581-1)
- 参加費は無料です。
- 予稿集『更新世末期から完新世初頭における遊動的狩猟採集民』を販売予定です。(予価700円)
フォーラムが中止となった場合でも、予稿集は岩宿博物館ミュージアムショップにて販売します。 - 過去の岩宿フォーラムおよびシンポジウム予稿集は、博物館ミュージアムショップにて好評発売中です。
令和5年度岩宿文化賞 本賞・研究奨励賞一般部門及び研究奨励学生部門賞授賞式・受賞者フォーラム
岩宿遺跡の発見・発掘は日本列島における旧石器時代段階の人類の存在を立証しました。それは、科学的見地からみた日本史研究の幕開けとなった出来事でした。
みどり市では岩宿遺跡の発見・発掘を記念し、岩宿時代の研究およびその進展に貢献した研究者を表彰し、研究の進展に寄与することを目的として、「岩宿文化賞」を創設しました。
岩宿文化賞(本賞)・研究奨励賞一般部門は、岩宿(旧石器)時代研究の進展に顕著な功績があったと認められる者または団体で、将来にわたって活躍が期待される者を表彰します。
また、高校生以下の生徒や児童を対象とし、岩宿遺跡やその時代、あるいは考古学を研究した成果に対して学生部門賞を贈ります。授賞式の後には、岩宿遺跡の時代や考古学について、受賞者とともに分かりやすい言葉で語り合う「受賞者フォーラム」を開催予定です。
※岩宿文化賞についてはみどり市文化財課へお問い合わせください。(電話:0277-76-1933)
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このページに関するお問い合わせ
教育部 文化財課 岩宿博物館
〒379-2311 群馬県みどり市笠懸町阿左美1790番地1
電話:0277-76-1701
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