小平鍾乳洞(キッズ)

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ページ番号1003494  更新日 2024年1月5日

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画像:まちにあるまぼろしのしょうにゅうどうをまなべ!

画像:おだいらしょうにゅうどう

写真:しょうにゅうどうのいりぐち

写真:しょうにゅうどうのなか


なぜこの鍾乳洞が「まぼろし」と言われたのでしょうか?
それは、一度は鍾乳洞として、見物ができたのですが、そののち、人びとから忘れ去られてしまったからなのです。
小平鍾乳洞が、100年の眠りからさめ、町民の前に再び口を開いたのは昭和59年(1984年)のことでした。
再発見のきっかけは、『岩屋参詣人名記』や『岩穴くどき』など鍾乳洞の存在を裏づける古文書が見つかったことからでした。古文書によると、洞穴が最初に発見されたのは明治7年で、参観料をとって入場させていたことが記されています。しかし、数年後にはこの地域の人口が減り、それから、この石灰岩の山に鍾乳洞があったという言い伝えだけが残ったのです。いちどは、人びとの前から姿を消してしまった鍾乳洞にもかかわらず、たいへん貴重なものが中にあります。洞穴の内側はススなどの汚れもなく、非常に美しい状態を保っていました。そのうえ、他にあまり例をみないボックスワークや重力の法則に反して曲がったストローなどの貴重な二次生成物があり、学術的にも重要な鍾乳洞と言われています。

写真:しょうにゅうどうのカーテン
カーテン
写真:しょうにゅうどうのストロー
ストロー

イラスト:ここがポイント


ところで、鍾乳洞というのはいったいなんだろう?
ふつうは、石灰岩などの中にみられる洞くつのことを言うんだ。
このような穴の中では、地下を流れる水が石灰岩を溶かしたり浸食したりして、不思議な地形をもつ洞くつを造りだす。
とくに二酸化炭素を含んだ水が、石灰岩を溶かしやすいらしい。
そして、溶けた石灰質は、こんどは鍾乳石などを、長い年月をかけて作っていくんだ。
複雑に入りくんだ光のとどかない洞くつの中で、美しく輝く鍾乳石などが見られる鍾乳洞…。
すごく不思議な世界に来ちゃったな、って感じがすると思うよ。

館内では、小平鍾乳洞の全容を展示パネルでわかりやすく紹介しています。

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