謎の化石コノドント

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タイトル画像:館の愛称にもなっているコノドントって何?

タイトル画像:謎の化石コノドント

イラスト:コノドント

「コノドント館のコノドントってなんだろう…」と思ったことはありませんか?
これは、化石として発見された、コノドント動物という『謎の生物』なのです。

コノドントは、6億年前から1億8千万年前(カンブリア紀初めから三畳紀の終わり頃)の岩石に含まれている化石で、19世紀にロシアで発見されました。大きさは1ミリにも満たない小ささで、クシの歯やヤギの角に似た形をしていたため、発見者は魚の歯が化石になったものだろうと考えていました。ですから、円すいの形をした歯を意味する「コノドント」という名になったのです。
その後、1958年(昭和33年)のこと、日本でも、大間々町の林信悟先生によって、コノドント化石が発見されます。最初は動物の歯だったり、器官の一部と言われていたコノドントでしたが、その後も研究が進みました。今では、コノドントは、コノドント動物の一部だと言われています。コノドント動物は、約6億年前から1億8千万年前の海にいた、10cmくらいの生き物です。コノドントはその生き物の一部で、飲み込んだ海水から、餌(えさ)となるプランクトンなどを、こし取る役目をしていたということです。

また、コノドント動物は、人間などの脊椎動物(せきついどうぶつ)の直系の祖先ではないかと言われています。館内のコーナーでは、コノドント動物を、化石や模型を使ってわかりやすく説明しています。

写真:コノドントの化石

ここがポイント!

イラスト:博士

詳細は以下をご覧ください。