2020年3月13日 美術館には変な名前の木がある話
弘美術館は草木湖畔にあり、湖の近くまで行ける遊歩道が設置されていたり、レジャーシートを広げてご飯が食べられるような広い芝生の前庭があったりと、ゆっくり散策していただくことができます。
美術館が建て替わる際に、庭も整備されました。当初、前庭は袈裟丸山の風景を模してつくられ、東町にある木を植樹しました。もちろん、シャクナゲもヤシオツツジも植えられています。
その中で、変な名前の木があります。「ハンカチの木」と「ナンジャモンジャ」です。
「ハンカチの木」は、涙を流して出てこられるお客様が多かったので、植えました(実は富弘さんの家とお揃い)。花についた真っ白な苞葉がハンカチのように見えるため、そのように呼ばれています。
「ナンジャモンジャ」は、正しくは「ヒトツバタゴ」という木。ナンジャモンジャとは、見慣れない立派な植物や珍木に対して付けた愛称です。この木は、富弘美術館を囲む会島根県支部から寄贈いただきました。とても大きくなる木のようで、5月頃に白い花を咲かせます。
年月を経て、袈裟丸山の風景とは少し変わってしまいましたが、富弘さんが大好きな花や木がたくさん見られます。春夏秋冬の景色を、ぜひお楽しみください。
以上、美術館四方山話でした。
より良いウェブサイトにするために、ページのご感想をお聞かせください。
このページに関するお問い合わせ
教育部 富弘美術館
〒376-0302 群馬県みどり市東町草木86番地
電話:0277-95-6333
お問い合わせフォームは専用フォームをご利用ください。