知って欲しい！ヤングケアラーのこと

ヤングケアラーとは

家事や家族の世話（ケア）など通常のお手伝いを超えて、日常的にしている子どものことです。

例えばこんな子どもたちです

• 家族の代わりに料理・洗濯・掃除などの家事をしている。
• 家族の代わりにきょうだいの世話をしている。
• 病気や障がいのある家族の世話、入浴、トイレの介助をしている。
• 家計を支えるために労働をしている。

本人の年齢や成長に見合わない責任や負担を負うことで、疲労や睡眠不足、重労働によるけがなどが成長や健康に影響します。
ケアのために学校の勉強や宿題の時間が取れなかったり、遅刻や欠席が増えたりします。テレビを見たり友達と遊んだりする時間が取れず、友達との話題についていけないこともあります。周囲に家庭の事を話せず孤立することもあります。

本来守られるべき子ども自身の権利が守られないことが問題となっています。

自覚していない場合も

家族のケアをする事が当たり前だと考えているため、自分自身がヤングケアラーという自覚がなかないことが多く、相談や支援につながりにくい現状があります。
自分自身の生活を隠したい、話したくない気持ちがあるかも知れません。

大切なのは「周囲の気付き」

学校や地域で生活する様子から、もしかしてヤングケアラーかもと思ったら相談窓口へご相談ください。
子どもが相談できる環境づくりと家族ケアを、周囲で支援できるよう対応します。

こどものあなたへ。家の手伝いで悩んでいたら、相談して

自分の気持ちを誰かに話す事はとても勇気がいることです。でも、話を聞いて寄り添ってくれる人は必ずいます。
自分の事を近くのおとなに話してください。担任の先生、保健室の先生、その他の先生、病院や福祉サービスのスタッフ、民生委員・児童委員、子ども食堂の人など。

相談窓口

• こども課家庭児童相談室：（電話番号）0277-76-2114（平日午前8時30分～午後5時15分）
• 児童相談所専用ダイヤル：（電話番号）0120（189）783（24時間／年中無休）
• 24時間子どもSOSダイヤル：（電話番号）0120（0）78310（フリーダイヤル）