古墳時代
古墳とは、土を盛りあげてつくった、豪族(ごうぞく)たちの大きなお墓のことをいいます。古墳の種類には、前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)や円墳(えんぷん)など、大きさもさまざまなものが造られました。弥生時代までは、小さな範囲でまとまっていましたが、古墳時代になると、近畿地方を中心にして、日本が全国的にまとまりつつあった時代です。
その中で、群馬県地方(上毛野国=かみつけのくに)も、大きな勢力のひとつとなっていました。このことは、東日本で最大の、太田天神山古墳(おおたてんじんやまこふん)をはじめ、群馬には、巨大な前方後円墳があることからもわかります。
大間々町の古墳
大間々町にある古墳は、古墳時代の終わりのころのものです。このころは、古墳はいままでより広い階層の人びとによって造られ、これまで古墳のなかった山間地にも小さな円墳が造られています。
これらの古墳には、横穴式石室(よこあなしきせきしつ)という、複数の人を、後から埋葬できるものがとり入れられています。また、直刀(ちょくとう)や耳環(じかん)、須恵器(すえき)などが副葬されています。古墳によっては円筒形のほか、人物や武器などをかたどった埴輪(はにわ)が立てられているものがあり、桐原の国土古墳(こくどこふん)からは盾形(たてがた)埴輪などが出土しています。

(たてがたはにわ)

(古墳時代のイヤリング)



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教育部 文化財課 大間々博物館
〒376-0101 群馬県みどり市大間々町大間々1030番地
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