ユスリカについて
ユスリカとは、魚のエサ等で使う赤虫が成虫になったものです。
体長は1~10mmで、その姿は蚊に似ていますが、ハエの仲間に分類されています。
ユスリカの発生場所
- ユスリカの幼虫(赤虫)は、水溜まり、池、水田、側溝など、流れの少ない水域で発生します。
- ユスリカの成虫は、昼間は草や雑木の影にいますが、暗くなると集団で飛び、街灯や電灯がある明るい場所に飛んで寄ってきます。
幼虫(赤虫)の特徴
ユスリカの幼虫(赤虫)は、水中の泥に含まれる有機物をエサにしており、汚れた水をきれいにしたり、魚類などのエサになるなど、環境浄化や自然循環において重要な役割を果たしています。
成虫の特徴
- 口や消化器が退化しているため、人を刺したり血を吸ったりすることができません。
- 寿命は短く、数日程度です。
- 春と秋に発生しやすく、大量に群がって飛ぶ「蚊柱」をつくることがあります。
蚊柱とは
蚊柱は、数十~数百匹のオスの群れで構成されており、その中にメスが飛び込み、相手を見つけて交尾および産卵します。
オスが集まって飛ぶ羽音により、単独行動する傾向にあるメスを呼び寄せると考えられています。
ユスリカへの対策
人に直接的に危害を加える虫ではなく、環境浄化や自然循環に必要な存在であることから、不快を理由に直ちに駆除する必要性はありません。
また、薬剤を使用することは、生態系のバランスや自然環境への影響も心配されるので、薬剤の使用はなるべく控えたほうが良いと考えられます。
駆除以外の対策としては、以下のような対策が挙げられます。
幼虫(赤虫)への対策
- 水の溜まる場所の汚泥を取り除き、水の流れが滞らないようにする
- 住宅周辺の水たまりをなくす
成虫への対策
- 成虫の飛来数を減らすために、照明器具を白熱灯や黄色系に変更する、不要な照明はなるべく消す、紫外線を出さない器具の使用や紫外線を遮断するシートを窓に張るなどの対策をとる
- 屋内への成虫の侵入を防ぐために、網戸の設置や市販の忌避剤(虫よけの薬)を使用する
- 洗濯物への成虫の付着を避けるために、早めに洗濯物を取り込む、夕方から夜にかけて屋外に洗濯物を干さない、市販の虫よけ器具を物干し竿に設置するなどの対策をとる
- 洗濯物に成虫が付いている場合は、周辺を叩いて飛び立たせる
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