ユスリカについて

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ページ番号1002112  更新日 2024年1月4日

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ユスリカとは、魚のエサ等で使う赤虫が成虫になったものです。

体長は1~10mmで、その姿は蚊に似ていますが、ハエの仲間に分類されています。

ユスリカの発生場所

  • ユスリカの幼虫(赤虫)は、水溜まり、池、水田、側溝など、流れの少ない水域で発生します。
  • ユスリカの成虫は、昼間は草や雑木の影にいますが、暗くなると集団で飛び、街灯や電灯がある明るい場所に飛んで寄ってきます。

幼虫(赤虫)の特徴

ユスリカの幼虫(赤虫)は、水中の泥に含まれる有機物をエサにしており、汚れた水をきれいにしたり、魚類などのエサになるなど、環境浄化や自然循環において重要な役割を果たしています。

成虫の特徴

  1. 口や消化器が退化しているため、人を刺したり血を吸ったりすることができません。
  2. 寿命は短く、数日程度です。
  3. 春と秋に発生しやすく、大量に群がって飛ぶ「蚊柱」をつくることがあります。

蚊柱とは

蚊柱は、数十~数百匹のオスの群れで構成されており、その中にメスが飛び込み、相手を見つけて交尾および産卵します。

オスが集まって飛ぶ羽音により、単独行動する傾向にあるメスを呼び寄せると考えられています。

ユスリカへの対策

人に直接的に危害を加える虫ではなく、環境浄化や自然循環に必要な存在であることから、不快を理由に直ちに駆除する必要性はありません。

また、薬剤を使用することは、生態系のバランスや自然環境への影響も心配されるので、薬剤の使用はなるべく控えたほうが良いと考えられます。

駆除以外の対策としては、以下のような対策が挙げられます。

幼虫(赤虫)への対策

  1. 水の溜まる場所の汚泥を取り除き、水の流れが滞らないようにする
  2. 住宅周辺の水たまりをなくす

成虫への対策

  1. 成虫の飛来数を減らすために、照明器具を白熱灯や黄色系に変更する、不要な照明はなるべく消す、紫外線を出さない器具の使用や紫外線を遮断するシートを窓に張るなどの対策をとる
  2. 屋内への成虫の侵入を防ぐために、網戸の設置や市販の忌避剤(虫よけの薬)を使用する
  3. 洗濯物への成虫の付着を避けるために、早めに洗濯物を取り込む、夕方から夜にかけて屋外に洗濯物を干さない、市販の虫よけ器具を物干し竿に設置するなどの対策をとる
  4. 洗濯物に成虫が付いている場合は、周辺を叩いて飛び立たせる

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このページに関するお問い合わせ

市民部 生活環境課
〒379-2395 群馬県みどり市笠懸町鹿2952番地
電話:0277-76-0985
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