小暮校長

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ページ番号1008669  更新日 2025年8月13日

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あずま小中学校 小暮 校長

学校情報

所在地

群馬県みどり市東町神戸10番地

開校日

令和4年4月

全校生徒数

25人(令和7年4月現在)

  • 前期課程(小学生)13人
  • 後期課程(中学生)12人

市内どこからでも通学できる小規模特認校

あずま小中学校の概要について教えてください。

小暮校長
あずま小中学校は、令和4年4月に、当時のあずま小学校と東中学校が統合して、みどり市初の義務教育学校として開校しました。
現在、全校児童生徒は25人で、男子が15人、女子が10人です。小学生にあたる前期課程の子供たちが13人、中学生にあたる後期課程の子供たちが12人在籍していますが、児童生徒数は減少傾向ですね。
あずま小中学校は、小規模特認校(※)ですので、市内どこに住んでいても、通学ができます子どもたちの交通事故防止保護者の負担軽減などのために、送迎用のスクールバスも出ていますよ。

※通学区域外からも生徒を受け入れることができるよう指定され、少人数の良さを生かした、きめ細やかな指導を行う学校のこと

基本方針は「明日が楽しみになる学校」

-教育のコンセプトについて教えてください。

小暮校長
令和7年4月に、前校長先生からこの学校を引き継いだ際に、「明日が楽しみになる学校」という基本方針を掲げました。少人数であることを活かしたきめ細やかな教育という意味の「個別最適化された教育」と、地域との連携による郷土への愛や誇りなどを育成する「地域に愛され、応援される教育」を2本柱として、学校経営ができたらと考えています。
学校は子どもたちにとって楽しい場所であってほしいと願っています。やはり、明日は何があるのかな、明日も楽しみだなと思ってくれることが理想ですね。
学習のカリキュラムの自由度が高いので、子どもたちの経験に繋がり、明日も学校に来たくなるようなカリキュラムについて、継続して考えていきたいです。

小暮校長

地域住民が協力してくれるコミュニティ・スクール

小暮校長
令和6年度から、みどり市立の学校は全てコミュニティ・スクール(※)になっています。学校運営協議会を設置して、地域の人たちが学校の運営に参画するというものです。
しかし、あずま小中学校については、令和4年度の開校前から、いち早く学校運営協議会制度を取り入れて、当時市内唯一のコミュニティ・スクールとして、一歩リードした取組を進めてきました。そのため、地域の人たちが運動会やその他行事への協力はもちろん、校庭の草むしりまで率先してやってくださいます。子どもたちと一緒に干し柿づくりをしていただいたこともありますよ。
学校が子どもたちのためにやりたいことを話すと、「いいよ、力を貸すよ」と皆さん協力してくださるので、とてもありがたいです。
東町は元々大きな集落ではないので、学校の子どもは、地域の大事な子ども、というような意識があるのだと思います。
子どもたち同士の関係も、少人数制のおかげだと思いますが、家族のように仲が良いので、こちらに赴任して感動しましたね。すごく良い場所だなと感じています。

※保護者や地域住民等が一定の権限と責任をもって学校運営に参加することで、育てたい子供像、目指すべき教育のビジョンを共有し、目標の実現に向けて協働する仕組みのある学校のこと

子どもへの手厚い対応

-あずま小中学校の特徴的な教育について教えてください。

小暮校長
現在、全校児童生徒25人に対して、用務員さんや非常勤の先生方も含めて、職員が26人と、子どもより多く在籍しています。そのため、とても手厚く対応できています。見学に来た人が、すごいですねと驚かれるほどです。
前期課程(小学校相当)、後期課程(中学校相当)問わず、全員の先生が全員の子どもと接していますので、距離感が近いです。子どもそれぞれの特徴をよく分かった上で、教えることができることは大きなメリットだと感じています。
他にも、英検Jr.(ジュニア)(※1)や、プログラミング検定(※2)を毎年受けています
ほとんどマンツーマンのような指導も可能ですから、1人1人のスキルを伸ばすことに役立っていますね。

※1:主に日本の小学校の英語レベルを意識した問題設定の英語のテスト
※2:プログラミングスキルを測るための試験

上級生が良きロールモデル

小暮校長3

小暮校長
小学校1年生から中学校3年生相当の異なる年齢の子どもたちが触れ合う機会が多いことはメリット
ですね。中学生が代表として挨拶したりする様子を小学生が見ていて、数年後は自分がこうなるというイメージができるため、不安は少ないと思います。
中学生が小学生の面倒をよく見てくれるので、良きロールモデルと言えるかもしれませんね。
一方で、6年生が育ちづらいという意見もあります。一般的な小学校であれば、最高学年として、自分たちがリーダーという意識が芽生えやすいと思います。
ただ、こちらですと、上に先輩がいるので、先輩に頼ってしまうところが少なからずあるかもしれません。

学校見学や体験入学も可能

小暮校長
学校にご興味があれば、みどり市教育委員会の学校教育課に相談していただき、学校の説明などを受けていただくことができます。
学校の見学体験入学もできるようにしました。体験入学は5日程度、ご希望があればそれ以上の期間も可能です。
スクールバスでの登下校などをぜひ体験していただき、ミスマッチをなくそうという取組をしています。市内はもちろん、市外でも希望される人がいらっしゃいますよ。

あずま小中学校
学校内には、みどり市名誉市民である詩画家、故 星野富弘氏の詩画が飾られ、柔らかい雰囲気を醸し出している。
あずま小中学校
広々として、木の温もりを感じられる玄関。

先生方が驚くほど支援が手厚い

-みどり市で教育を行う上で良い点は何ですか。

小暮校長
電子黒板や体育館へのエアコンの導入、給食費の無償化など、支援が手厚いことですね。他にも、例えば休日の陸上部の練習にも、送迎用のバスを出してくれるなど、保護者の負担軽減の面でも、すごくありがたいですよね。
他市から異動してきた先生が、みどり市は教育が充実していますねと驚くくらいです。

あずま小中学校
エアコンが完備され、子どもたちの健康に配慮した体育館。

子どもたちのために

-改善しようとしている点は何ですか。

小暮校長
プログラミング教育などを行う上で、担当の先生にかかる負担が大きいことです。学校全体で取り組めるように、先生方の研修も充実させています。
疑問に感じたことなどをどの先生にも聞けることや、どの先生が異動しても変わらない授業を提供できる体制づくりを行うことは、子どもたちのためになると思っています。

小規模校の良さをさらに伸ばしていきたい

-今後の展望について教えてください。

小暮校長
あずま小中学校は、日常的に異学年交流(※)が行われています。社会人になったときに、多くの場合年齢が異なる人たちと仕事などをすることが多いですよね。
子どもの頃から多くの異なる年齢の子と接しておくことは、将来的にプラスになるのではないかと思っています。
今後は、さらに重点的な取組として、異学年交流を増やすことや、児童生徒1人1人のニーズに応じたサポートなど、小規模校の良さをさらに伸ばす工夫を教職員や地域の皆さんと考えていきたいです。
東町に面白いことをやっている学校があると思ってもらえたら嬉しいですし、やりたいことを突き詰めたいから、あずま小中学校に行きたい、と思っていただけるようになることが一番ですね。

※異なる学年の児童や生徒が交流する活動。学校生活において、学年を超えた交流は、子どもたちの社会性、思いやり、自尊感情などを育むとされる

小暮校長

皆さんが温かく迎え入れてくれたと感謝の涙

-移住検討者へのメッセージをお願いします。

小暮校長
地域の人たちとの繋がりがとても温かい
です。保護者が、皆さんが温かく迎え入れてくれてありがたいと、泣いて感謝していたことがありました。
この学校に来て良かったと言ってくださる人もいますね。
それまで子育てに悩んでいたけれど、どこに話せば良いか分からなかった人が、こちらで気軽に話ができるようになって安心したというお話もありました。
子どもたちについても、少人数制だからこそ、1人も孤立しない環境が実現し、まるで学校が1つの家族のようだと感じています。そういった良さをぜひ知ってほしいですね。
特に、東町はゆったり時間が流れている感覚があるので、来ていただいて、そういった雰囲気も感じていただけたらなと思います。
学校の様子を、基本的に毎日ブログに掲載しているので、そちらも見ていただけると嬉しいです(笑)。

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政策企画部 地域創生課
〒379-2395 群馬県みどり市笠懸町鹿2952番地
電話:0277-46-9067
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