山際の重制石幢
石幢は鎌倉時代頃から造られた石塔で、単制石幢と重制石幢(じゅうせいせきどう)の2種類からなる。重制石幢は一見石灯籠風の石塔だが、笠の下となる龕部(がんぶ)に六地蔵を彫ったものが多く、地蔵信仰との関係がうかがえる。この石幢は笠の上の宝珠(ほうじゅ)と請花(うけばな)を欠いているが、笠から下は良好な状態で残っており、旧笠懸町内に残る唯一の保存状態のよい重制石幢である。
概要
指定区分
みどり市指定重要文化財(石造物)
指定年月日
平成8年4月18日指定
所在地
群馬県みどり市笠懸町鹿3258
地図情報
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