獣脚の鋳型
笠懸町西鹿田の馬見岡遺跡や坊谷戸II遺跡から完形品を含む奈良・平安時代の獣脚の鋳型(じゅうきゃくのいがた)が出土している。獣脚は、鋭い爪が邪気を払うという考えから、ネコ科動物の脚をかたどった仏具の脚部を指す。型抜きされた獣脚は、火舎(かしゃ)(香炉として用いられた火鉢)に加工され、上野国内の有力寺院の調度品になったと考えられる。鋳型は、通常、型抜き時に壊してしまうため、完形の鋳型は学術的に高い価値がある。
概要
指定区分
みどり市指定重要文化財(考古資料)
指定年月日
平成9年8月1日
所在地
群馬県みどり市笠懸町阿左美1790-1(岩宿博物館)
地図情報
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