横町太々神楽
横町太々神楽(よこまちだいだいかぐら)は、笠懸町阿左美の横町に伝わる郷土芸能で、横町秋葉神社(祭神火保見之命)に代々奉納されてきた笠懸地区に現存する唯一の神楽です。
明治初め頃に、栃木県の足利から藪塚本町(現太田市)の杉塚の人々が習ってきたものを伝授されたといい、明治25(1892)年に伊勢神宮の神楽司家から永代神楽奉納許可を受けました。
当初は、横町在住の長男にのみ神楽は舞われていましたが、現在は横町神楽保存会によって受け継がれています。
笛や太鼓のお囃子にあわせて、神話などに題材をとった1年をかたどった12座(猿田彦之舞、児屋根之舞、篭土之舞、住吉之舞、岩戸之舞、三行之舞、金山之舞、稲荷之舞、比留子之舞、扇之剣之舞、大蛇退治之舞、山神之舞)が舞われます。
猿田彦之舞を最初に舞い、最後に山神之舞を舞う決まりがあり、その間に、神に奉納する神事舞(児屋根之舞、篭土之舞、住吉之舞、三行之舞、扇之剣之舞)と、人々が楽しむ興舞(岩戸之舞、金山之舞、比留子之舞、大蛇退治之舞)とをほどよく組み合わせています。
祭日は4月3日と10月17日とされていましたが、現在は、毎年4月第1日曜日と10月第3日曜日に、同地の神楽保存会館において神楽が奉納されています。
概要
指定区分
みどり市指定重要無形民俗文化財
指定年月日
昭和62年4月1日
所在地
群馬県みどり市笠懸町阿左美804(横町神楽会館)
地図情報
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