西鹿田中島遺跡

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ページ番号1002517  更新日 2024年1月5日

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写真:ガイダンス施設

写真:史跡公園


西鹿田中島遺跡(さいしかだなかじまいせき)は、戦前から縄文時代の開始を考えるうえで重要な遺跡であると指摘されていました。平成10(1998)年から行われた発掘調査では、縄文時代草創期、1万3千年前の貯蔵穴群と、1万1千年前の2棟分の住居跡がそれぞれ重なりあって見つかり、遺跡の反復的な利用と定着的なくらしへと移行していく様子がうかがえます。岩宿時代から縄文時代への移行期の草創期の様子をよく示す遺跡として、また草創期の遺跡としての規模が全国でも有数なことから、平成16年9月に国指定の史跡となりました。

平成30年5月22日から『西鹿田中島遺跡史跡公園』として公開されています。

主な文化財

草創期の土坑群(13,000年前)

写真:草創期の草創期の土坑群


直径10メートルほどに広がる、爪形文土器や長脚鏃の集中部をとり囲むように10か所の土坑が見つかりました。土坑は重複関係があり、4回以上くりかえしこの場所が利用されていたことがわかりました。土坑からは炭火したドングリ(カシワ・コナラ)が見つかっており、貯蔵穴と考えられます。

重なり合うイエ(11,000年前)

写真:重なり合うイエ


多縄文系土器と呼ばれる土器や石鏃とその未成品が出土しています。草創期の住居状遺構が重なりあって見つかった例としては全国で初めてのものでした。

概要

指定区分

国指定史跡

指定年月日

平成16年9月30日

所在地

群馬県みどり市笠懸町西鹿田882-1外

地図情報

地図

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教育部 文化財課
〒379-2311 群馬県みどり市笠懸町阿左美1790番地1
電話:0277-76-1933
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